モアサナイト(moissanite) 1カラットの指輪 S925銀製 SC [UNIA21000643]

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モアッサナイトの１カラットの指輪です。Ｓ925銀製、スターリングシルバーの指輪で、オープンリングなのでサイズフリーですが、デフォルトの大きさは、15号程度です。

＜モアサナイト／モアッサナイト（Moissanite）について＞

★輝き

モアサナイトとは、世界で最も輝く宝石として知られる炭化ケイ素系の鉱物です。光の分散度・屈折率ともにダイヤモンドをも凌駕する（注１）ため、ダイヤモンド以上に輝く宝石として広く知られており、しかも価格はダイヤに比較すれば安価でコストパフォーマンスに優れているため、海外では宝石としての評価が非常に高くなってきています。昨今は、アクセサリーやファッションジュエリーのみならず、結婚指輪・婚約指輪などのブライダルジュエリー市場においての需要も高まってきています。

（注１）ダイヤの屈折率が2.41-2.42であるのに対して、モアサナイトの屈折率は2.64-2.69とダイヤより約10％も数値が高い。光の分散度についても、ダイヤの0.044に対してモアサナイトは0.104と、2倍以上も高く、宝石としての価値を左右する輝きにおいては、モアサナイトはダイヤをも上回っている。


★硬度

ダイヤモンドは、地球上のあらゆる物質の中で最も硬い事で知られており、「モース硬度」は10です。モース硬度とは、鉱物の硬さの尺度のことで、表面の傷つきやすさを表しています。
そのため、ダイヤモンドは絶対に損傷を受けない物質と考えている人も多いのですが、通常の着用中でも衝撃が加わった場合に欠けや割れが発生する可能性はあります。ダイヤモンドには「劈開（へきかい）性」があるためです。劈開性とは、ある方向から力を加えると、層状に剥離するように簡単に割れてしまう性質のことを言います（ちなみに、結晶の原子配列パターンの特定の方向の事を劈開面と言う）。マキ割りをした事がある人なら分かるかもしれません。

これに対して、モアサナイトは炭素とケイ素が交互に配列されており、結晶の中に劈開面が無いため、ダイヤモンドよりも「靭性(じんせい)」が高いのです。靭性とは、材質の粘り強さ、または亀裂による強度低下に対する抵抗度のことを言います。さらに、モース硬度においても9.25～9.5と、ダイヤモンドの10に次ぐ高い硬度を誇ることから、非常に堅牢な宝石といえます。


★化学的影響の受けやすさ

モアサナイトはダイヤモンドとシリコンの中間的な性質があり、高耐熱性、高耐薬性、高熱伝導等の特性があり化学的な安定性も非常に優れています。


★天然か人工か

天然のモアサナイトはこれまでに隕石中にわずかに存在が確認されているのみで、地球上には限られた量しか存在していません。初めて発見されたのは1893年、アメリカ・アリゾナ州のキャニオン・ディアブロ隕石からです。また、アエンデ隕石に含まれるモアサナイトは、超新星爆発の際に吹き飛ばされた粒子が由来とされているそうです。

天然石は希少性が非常に高いことから一般の使用が禁じられているため、宝飾用として流通している宝石は工場で合成された人工石のモアサナイトです。
人工的な生成が可能であるモアサナイトでは、所謂「ダイヤモンド紛争」などの問題は起こり得ません。また、天然ダイヤが採掘されている鉱山が抱えている、自然破壊や環境汚染などの環境問題、労働者の健康被害や強制労働などの人権問題などと言った問題とも無縁と言えましょう。


★人工ダイヤとキュービックジルコニア（ＣＺ）とモアサナイト

合成ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと化学特性・物理特性・光学特性・結晶構造がすべて同じであることから、アメリカ連邦取引委員会により、本物のダイヤモンドと認められた合成宝石です。外観的な特徴がダイヤと全く同じであるため、プロであっても天然・合成を目視によって見分けることはできません。

一方、キュービックジルコニアとは、鉱物学的にはジルコニウムの酸化物、二酸化ジルコニウムの結晶の事で、自然界には存在しない化学組成・結晶構造を持つ人工的な結晶の宝石です。１９７６年にキュービックジルコニアがジュエリー市場に登場してから現在までの長い間、キュービックジルコニアはダイヤモンドに代替する金剛光沢を持った無色透明の合成宝石として、そのシェアを独占していました。

以上の事から分かるように、この三者は、全く別の宝石です。


★国内のモアサナイトの認知度について

モアサナイトが初めて宝石としてジュエリー市場に流通するようになったのは１９９８年で、製造工程における特許権が切れて世界中でモアサナイトが合成できるようになったのは２０１６年からです。なので、それから現在まで数年しか経過していないことから、国内におけるモアサナイトの認知度はまだまだ低いと言えるでしょう。